昨年2020年の夏休み明けに、各小学校を通して応募しました「第7回 北区絵画コンクール」についての投稿です。
このコンクールは、神戸市北区役所主催で神戸市北区の小学生を対象としており、描くテーマも北区に関わることに限定されています。
テーマに関しては、特別なイベントでなくても、家族や友達と過ごした普段の生活の中で楽しかったことなら何でも良いと思います。逆に、子どもの目線でしか見えないことや感じたことで、大人にとっては何でもないささいな出来事を描くほうが適していると思います。
そんな自分だけの記憶のワンシーンを切り取って、絵に表現できたら最高ですね!
例年「ステキな北区」がコンクールのテーマだったのですが、2020年のテーマは「夏の思い出」になりました。
けれども、コロナの影響で夏休みが短くなり、残念ながらじっくりと絵の案を練る時間はありませんでした。当然、当時の状況下、あちこち出歩くわけにもいきません。
そこで、テーマに沿う写真をお家で探していただいたり、私も北区内を撮影に回って、たくさんの写真を準備しました。それを参考に、自分の記憶やインスピレーションを頼りに描いてもらいました。
四つ切り画用紙一枚を仕上げるのには、真剣に描くとかなり時間がかかります。
特に高学年になると、写実的に描きたいという思いもあって、細部までこだわりどうしても長時間に及びがちです。
低学年の子たちには「のびのび元気よく!思い切って描こう!」といつも声かけしているのですが、今回は高学年の子たちにも、細かい部分は気にせず、思い切って筆を使うように何度もアドバイスしました。
子どもたちも、自由に外出できずいろいろ窮屈な思いをした特別な数ヶ月間でしたから、せめて絵を描くときくらいは、結果にこだわらずに「うーーん‼︎」と大きく伸びをしてほしいな、と思った制作でした。
今回応募があったのは、21校から200点で、その中から最優秀賞1作品、優秀賞5作品、入選12作品、佳作35作品が選ばれたそうです。
当絵画教室からは、佳作に6人が見事入賞しました!
そして、市役所の方々による厳重な感染防止対策がとられる中、令和2年12月5日(土)に北神区文化センター(ありまホール)にて、表彰式が行われました。
ひとりずつステージ上で、区長から表彰状が授与されます。
絵画教室より入賞した作品はこちら。
佳作
小学3年生 J君「晴天の塩田八幡宮」
真っ青な空!迷いのないタッチと色使いです!
屋根に乗ってる鬼瓦がポイントなんです!
見えるかな…?
佳作
小学3年生 T君「八多神社」
真っ正面からど〜ん!と見た八多神社です。
大きく堂々と描けていて、画面全体に広がるような勢いがあっていいですね!
佳作
小学4年生 Nさん「かわいい牛の子ども」
北区の弓削牧場の子牛を描きました。
この絵は、牛以外のところに似た色が多くて、違いを表すのが少し難しかったけどがんばたったよね。
子牛ちゃんのこっちを見つめるつぶらな瞳が印象的です!
佳作
小学5年生 R君「八多神社」
こちらも八多神社ですが、さすが5年生!
奥行きの感じられる構図で描けています。
かなり豪快なタッチですね。
佳作
小学5年生 Aさん「空気がおいしい有馬川」
お兄ちゃんと有馬川で遊んでいるところです。
何かが網に入ったところでしょうか…?
夏の光景が目に浮かびますね。
反射光で見えにくい画面ですみません!
佳作
小学5年生 Kさん「有馬天神泉源」
いつも湯けむりをあげている有馬温泉の代表的な温泉源の1つを描きました。
温泉に含まれる鉄の成分で茶褐色になった階段などの独特の質感が、効果的に表現できていますね。
入賞したみんな、本当におめでとうございます!
コンクールに入賞することがすべてではありませんが、周りから評価されるとやはり嬉しいものです。
学校だけでなく、いろんな方々の何日にもわたる力添えあってのコンクール開催です。ありがたいですね。その思いに応えられるようにまたがんばろうね!