美術クラス

クリスマスローズ赤2


 先週の金曜日、3月5日は「啓蟄(けいちつ)」でした。啓蟄とは「春の訪れを感じた虫たちが、冬眠から目を覚まして土の中から出てくる頃」という意味です。

なんでもその日1日だけでなく、春分の日の前日までの期間を広く「啓蟄」と呼ぶそうですよ。

クリスマスローズ白3


庭のクリスマスローズも咲きました。

名前は「クリスマスのバラ」ですが、クリスマスには咲かずに、春の気配を感じ始めるこの時期に毎年可憐な花を見せてくれます。

絵画教室アトリエ ココラボ


さて、今日は中学生以上の美術クラスの様子をご紹介したいと思います。

制作風景をと思っていたのですが、今回も写真を撮るのをすっかり忘れてしまい、レッスン終了後に「ちょっと待って!」とお願いして撮影したお二人のみのご紹介となります。(^_^;)

切り絵アトリエココラボ


こちらは切り絵制作をしているMちゃん。
スマホにストックしている大好きなネコの写真から1枚セレクト。それを白黒画像に変換し、さらに切り絵の下絵になるようにラインを描きました。
写真は自分で描いたラインに沿ってデザインナイフでカットしているところです。かなり細いラインを残さないといけない箇所がいくつかあるので、ものすごく神経を使います!

Mちゃんはとにかく手先が器用なので、切り絵が得意です。超難関箇所もいつの間にかクリアしています。
切り絵は、内側の難しいところから始めて、最後に一番外のアウトラインを切って完成させます。どの順番で切っていくのがベストなのかよく考えることで失敗を防げます。

この日はメガネを忘れてしまっていたMちゃんですが、トラブルなくカットできて良かったです〜!

透明水彩3ココラボ


こちらはYちゃんの透明水彩画です。

Yちゃんは、今回はガラスの透け感を表現した爽やかな作品にしたいと思ってモチーフを選びました。

青いガラスの色が画面に冴えてキレイです。
この色合いを出すのに、絵の具と水の量のバランスや乾燥具合など、何時間も練習しましたね。

布ですが、チェック柄を描く前に布の柔らかい質感に気をつけながら、そして立体感を表すようにまず一色で色づけしました。
最初にこれをやっておくと、後の模様づけが簡単にできてしかも模様への陰影も勝手に付いてくれます。

透明水彩2ココラボ


今日はここまで塗れました。
やさしくて爽快な雰囲気の静物画になりそうです!

透明水彩絵の具を使う場合は、写真奥のように色見本を最初に作ってもらっているのですが、制作のときにはそれを見ながら色を考えます。

透明水彩は水の量や重ね塗りで発色をどんどん変化させることができるので、このくらいの色数でもかなりの種類の色がつくれます。

ゴールデンウィークの作品展に向けて、みんな頑張ろう!